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羊羹の歴史

「餡」を使った和菓子は日本独自の文化ですが、「羊羹」は大陸生まれの汁物であること、皆様はご存知でしょうか?

読んで字の如く、「羊」の「羹(あつもの : 熱い汁物)」とあるように、もともと羊のお肉を煮込んだものを指していました。

鎌倉時代から室町時代にかけて羊羹は中国の禅僧によって日本に伝わったのですが、日本の禅僧は肉食が禁じられていたため、精進料理として羊肉をあずきと見立てて作られるようになりました。これが冷めると煮凝りになる様が日本の羊羹のはじまりと言われています。

 

初期の羊羹は小麦粉や葛粉を使う蒸し羊羹が主流でしたが、時代とともに砂糖の希少性が薄れ、砂糖をたくさん加えて日持ちを良くし、保存食としても重宝されました。

時代の移り変わりに合わせて文明が発展し、冷蔵庫の登場によって保存のために加える塩や砂糖の意味が変わりました。羊羹が時代に合わせて進化してきたように、カヌレ羊羹は保存のための加糖をせず、現代における美味しい羊羹を目指しています。

 

 

 カヌレ羊羹とは

カヌレ羊羹は植物由来の天然素材から成り、グルテンフリー、ラクトースフリー。さらに砂糖を極力控えることで、今までにない瑞々しい口当たりを実現しました。茶のみならず、珈琲や日本酒、シャンパーニュなど、ペアリングが多様化する現代において、先人たちの叡智とも言える和菓子の技術を応用し、和にも洋にも属さない新たな羊羹の領域を探究しています。